この展示はボブ・ニカスが1986年にニューヨークで行ったRED展の続編である。当時のRED展ではキュレーターの意向には影響されない独自の存在感を持つ作品が集められた。Red(赤色)というテーマはきっかけに過ぎず、主に彫刻や絵画が集められ、それぞれを単独の作品として捉えられるような展示であった。

そのオマージュとして、近年アジアでは西洋のモノクローム絵画を集めた企画展が新たなRED展として開催された。ベトナム(ホーチーミン、The Observatory)や中国(上海、Bazar Compatible Programme)等で行われ、そして今回は山梨県富士吉田で開催される運びとなった。

抽象的なモノクローム絵画は近代の溢れるデジタル画像に対しラジカルな位置づけにある。東洋美術史では重視されなかったモノクロームが、日常的に赤という色が使われるアジア圏の伝統的な文化の中で、どのようなインパクトを与えられるかという実験的な展示になる。

ベトナムや中国では赤色は共産党を意味し、現代でも国旗や政府のプロパガンダに使われるが、多くの人々の間では幸運や幸福、または死や魂の象徴としての意味合いもある。日本文化においても、仏教や神道で幸運を招く色として使われており、また国旗の色にもなっていることからシンボリックな色と捉えられていることがわかる。

現代作家はモノクロームで描くとき、赤色が持つ抽象的な意味を打ち消し、多くの色の中の一つとしてしか使わなくなる。モノクロームは対象とするテーマの持つ要素—スタイルや理由、意味付けなどを極度に単純化し、また作家の存在をも消滅させ、絵画の表現技法として最もラジカルなものになると言える。

ライブ入場料:¥2,000
会場:下吉田倉庫(下吉田駅横)

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17:00〜
 レセプション
 ライブ Pika x Sakamoto Hiromichi x liquibiupil
19:00〜
 ライトサウンド作品 COMPOSIT

Pika ピカ

ミュージシャン / アーティスト2002年 ロックバンド「あふりらんぽ」を結成。ドラムボーカルを担当、2004年にソニーキューンレコードからメジャーデビュー、2010年に解散。その後ソロ活動を始動させながら AcidMothersTemple〜cosmicinfelno〜にて紅一点ドラマーを務め2011年卒業。YOKO ONO PLASTIC ONO BAND のパーカッションを担当するなど、「satori.」「モンモン♀トゥナイト」「光宙☆魔呼斗」など、国内外数々のミュージシャンとの即興演奏、ノイズ演奏、ユニットなど活動は多彩。小学校のゲストティーチャーに招かれ音楽と芸術のワークを担当・講師を務めるなど、現在は子どもを交えた音楽つくりもはじめ、PIKA☆ドラム教室・ワークショップを展開し、自身が体感して得たメソッドを広げる活動にも精を出す。2011年には東日本大震災を受けて地元大阪で『太陽大感謝祭』を開催し、フィールドレスな発信で一般市民の関心を巻き込んでいなど、音楽以外での活動でも注目を浴びる。2014年12月 初のスタジオレコーディングアルバム『龍の棲家』をテレグラフレコードよりリリース。ドラム以外にもギター弾き語りや、その他、写真、絵画、役者活動、パフォーマンス等、幅広い視野でハプニングかつ実験的でプリミティブな音楽を追求する。その天真爛漫で垣根の無い表現活動は今だ世界を駆け巡り、彼女の壮大な宇宙観は見る人を魅了し続けている。

liquidbiupil リキッドビューピル

リキッドライトという手法を用いてステージを演出するライトショーユニット。 オーバーヘッドプロジェクターやスライドプロジェクターを駆使して投射されるサイケデリックな世界は光の魔術師と賞され、国内外のアーチストのステージを彩っている。

http://instagram.com/dxbxqxp
http://liquidbiupil.blogspot.jp/
http://youtube.com/dxbxqxp

坂本弘道(cello,musicalsaw,electronics)

電動工具でチェロから火花を出す演奏に代表される奇想と、切なく甘美な楽想が奇跡的バランスで共存する、即興演奏家、作曲家。2008年ソロ公演で演奏中にチェロを燃やすパフォーマンスを敢行。パスカルズ等のバンド活動、荒井良二、U A 、遠藤ミチロウ、川上未映子、松田美由紀ら多彩なアーティスト、ジャンルとの共演、音楽映画「We Don't Care About Music Anyway」(2011年日本公開)出演、コクーン歌舞伎「盟三五大切」、劇団昴 the Third Stage「暗いところで待ち合わせ」、結城座「ミス・タナカ」、流山児☆事務所「地球☆空洞説」、「祈りと怪物」(作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)、少年王者舘「ミナレット」など舞台の作曲・生演奏、アニメーション映画「緑子/MIDORI-KO」の音楽制作等々。調布市せんがわ劇場「JAZZ ART せんがわ」プロデューサー、2013年「坂本弘道 presents フェスティバル 蝶と骨と虹と@横浜中華街」発案・主催。

講師: Anna Gonzalez Noguchi

参加費:¥500   会場:下吉田倉庫   対象年齢:8歳から15歳まで

タイトル:[Mapping My Place]

人と場所、人と故郷との関係に焦点をあてます。普段住み慣れた場所は当たり前すぎて、身の回りのものやそれらが持つ意味を忘れがちです。このWSでは富士吉田の魅力について考えたり、実験的に絵を描いたりして身近なものや自分たちの街についてもう一度考えてもらうことを目的としています。このWSが参加者へのプレゼントになればうれしいです。

作家: Anna Gonzalez Noguchi
滞在: ハモニカ横丁本館(富士吉田市下吉田3-6-62)

期間中作家が滞在制作しています。見学自由。

18:00 - 19:00

ドキュメンタリー映画「residence」   監督:タンザワユウキ(映像作家)
上映会場:下吉田倉庫

ドキュメンタリー「residence」について

ドキュメンタリー映画「residence」は、2011年から翌12年にかけてアーティスト・イン・レジデンス山梨[AIRY]に滞在した作家を甲府市出身の映像作家タンザワユウキ監督が取材し、初監督作品として完成させたものです。レジデンスという場での出会いと別れそして制作活動といった日常風景を、ヒューマンなタッチで描いた約1時間の感動作品です。

*参考トレーラー

会場 ■下吉田倉庫 …富士急行線下吉田駅前(ブルートレインテラス向かい)
   ■旧富士製氷 …富士吉田市下吉田5263(下吉田駅より徒歩5分)

主催:富士吉田みんなの貯金箱財団 / cinolab  TEL:0555-73-9438
協力:Artist In Residence Yamanashi (AIRY) http://air-y.net
   富士急行株式会社